チャバネゴキブリが出た時にやりたいゴキブリ対策

チャバネゴキブリが家の中に出てきた時は、特に注意が必要です。

チャバネゴキブリというのは、見た目は普通の虫に見えますが、害虫としては普通のクロゴキブリよりもかなり駆除が難しくやっかいな害虫です。

チャバネゴキブリを駆除するために必要なのは、まずチャバネゴキブリの特性を知ること。

そして、その特性にあったゴキブリ対策を行っていくことです。

チャバネゴキブリを完全に駆除するのは非常に大変なことなので、まずはチャバネゴキブリのことを知っていきましょう。




チャバネゴキブリの見た目の特徴

そもそも、チャバネゴキブリとはどういうゴキブリなのでしょうか?

見た目は約2cmほどで薄茶色の体をしています。

体の形は細長い楕円形なので、ゴキブリに赤ちゃんに比べると見た目はかなりシャープです。

パッと見た感じは、よく見かけるゴキブリとはかなり印象が違います。

他の虫と見間違えやすいので、チャバネゴキブリがどんな見た目なのか知りたい方は、グーグルの画像検索で「チャバネゴキブリ」と検索してみてください。

※見たくない方の方が多いので、ここでは画像を載せないようにします。

チャバネゴキブリの成長速度と繁殖

チャバネゴキブリが普通のクロゴキブリに比べて危険な理由は、その成長速度と繁殖できるようになるまでの期間にあります。

普通のクロゴキブリは、成虫になるまで約1年ほどかかり、その間は卵を産んだり繁殖活動は行いません。

ですが、チャバネゴキブリは約2~3ヶ月で成虫まで成長、繁殖も出来るようになります。

つまり、普通のクロゴキブリの3~5倍の速さで成長していきます。

チャバネゴキブリの駆除をいくらやっても家の中から完全に駆除できない原因は、この成長速度にあります。

チャバネゴキブリは群れで行動する

チャバネゴキブリの特徴としては、1匹で行動することはなく、必ず群れで行動します。

普通のクロゴキブリの場合、家の中に出てきたとしてもそれはたまたまその1匹が外から迷い込んできただけ、という可能性があります。

ですが、チャバネゴキブリの場合は、家の中に出た場合は1匹だけでなく、複数匹家の中にまとめて侵入してきています。

そのため、普通のクロゴキブリと違い、すぐに家の中で繁殖行動を始めます。

これがチャバネゴキブリが危険視されている理由の1つです。

チャバネゴキブリは熱のあるところに集まる

これは普通のクロゴキブリと違うところですが、チャバネゴキブリは熱のあるところに集まる習性があります。

普通の黒ゴキブリは、暗く湿度が高いところを好む習性があります。

ですが、チャバネゴキブリは熱があるところを好む習性があります。

そのため、冷蔵庫やその他の家電製品の周りに集まっていることが多いです。

気を付けておきたい電化製品は「パソコン」です。

パソコンは、電源が入っていれば常に熱を発生させています。

そうすると、チャバネゴキブリが集まってくるわけですが、チャバネゴキブリは体の大きさが1cm~2cmとかなり小さい。

そのため、チャバネゴキブリはパソコンの中に侵入できるわけです。

パソコンの中にチャバネゴキブリが入ってしまうと、パソコンを分解しない限りチャバネゴキブリをパソコンから出すのは難しくなってしまいます。

そうならないように、パソコンを使っていない時は電源を落としておくなど、長時間熱が発生した状態にならないように気を付けましょう。

チャバネゴキブリが出た時にやりたい対策は?

チャバネゴキブリの特徴などが分かってくると、チャバネゴキブリを駆除するためにやるべき対策が分かってきます。

チャバネゴキブリは、

・家の中にたくさんいて群れで行動している
・熱が発生する電化製品に集まる

この2つが大きな特徴です。

そのため、

・一度に大量に駆除できるゴキブリスプレーを使う
・電化製品の近くに駆除剤を設置する

この2つがチャバネゴキブリを駆除するために必要になります。

出てきたチャバネゴキブリにはゴキブリスプレーが有効

目の前に出てきたチャバネゴキブリには、1回で大量に駆除できるゴキブリスプレーが有効です。

チャバネゴキブリの繁殖が進むと、1度に20匹~40匹のチャバネゴキブリが出てくることも珍しくありません。

一般家庭でも、例えばシンクの下のところに何十匹のチャバネゴキブリが集団でいることもあります。

その時に、ハエ叩きで叩いて駆除したりしていると、その間に他のチャバネゴキブリは逃げ出してしまい、なかなか駆除することができません。

その点、ゴキブリスプレーを使えば、直接スプレーが当たらなかったチャバネゴキブリも薬剤が付着して駆除することができます。

目の前に出てきたチャバネゴキブリは、ゴキブリスプレーを使って駆除してしまうようにしてください。

出てきていないチャバネゴキブリは置くタイプの駆除剤で駆除する

目の前に出てきていないチャバネゴキブリの駆除には、置くタイプの駆除剤を使います。

使うゴキブリ駆除剤は、ゴキちゃんストップのように業者が使うような強力な駆除剤を使うようにしましょう。



ゴキブリ駆除剤を設置する場所ですが、先ほどもお伝えした通りチャバネゴキブリは熱の発生する場所の近くに集まる習性があります

なので、ゴキブリ駆除剤はキッチン周りと電化製品の近くに置くようにしてください。

ゴキブリ駆除剤を置く数ですが、出来るだけたくさん置くようにしましょう。

チャバネゴキブリはとにかく繁殖スピードが速く、家の中に出ると爆発的に個体数を増やしていきます。

そのため、いかに短期間で駆除してしまうかが重要になります。

駆除剤を置く数が少ないとチャバネゴキブリを駆除するまでに時間がかかってしまうため、駆除するよりも繁殖スピードの方が勝ってしまいます。

そうならないように、できるだけたくさんのゴキブリ駆除剤を置いて、チャバネゴキブリが繁殖する前に駆除してしまうようにしましょう。

まとめ

チャバネゴキブリの駆除は、普通のクロゴキブリに比べるとかなり難しく手間もかかります。

チャバネゴキブリを駆除するために大事なことは、いかに短期間で駆除してしまえるか、ということです。

時間をかければかけただけチャバネゴキブリを駆除することが難しくなるので、家の中に出た時はすぐに対策を行うようにしましょう。



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