部屋の中に出てくるゴキブリは、成虫のゴキブリだけでなく小さいゴキブリも出てきます。
この小さいゴキブリ、実は2種類いるって知っていましたか?
これを知らないと間違ったゴキブリ対策をして家の中がゴキブリだらけになってしまうこともあります。
そうならないように、ここでは小さいゴキブリの正体と駆除対策について説明をしていきますね。
小さいゴキブリの種類
小さいゴキブリには、実は2種類のゴキブリがいます。
1つはゴキブリの赤ちゃん、もう1つはチャバネゴキブリという種類のゴキブリです。
これを知らずにゴキブリ対策をすると、ゴキブリを駆除しきれなくて家の中のゴキブリを増やしてしまう結果になります。
では、ゴキブリの赤ちゃんとチャバネゴキブリの見た目の違いはどんなところでしょうか?
小さいゴキブリの見た目の違い
では、ゴキブリの赤ちゃんとチャバネゴキブリの見た目の違いはどんなところにあるのでしょうか?
本当はここに両方のゴキブリの写真を載せて紹介するのが一番早くて確実ですが、ゴキブリの写真を見たくないという方の方が圧倒的に多いと思います。
ですので、ここでは見た目の特徴とその違いを説明していきます。
■体の色の違い
まず違うのは、体の色です。
ゴキブリの赤ちゃんの体の色は、赤茶色をしています。
赤茶色といっても、どちらかというと赤が強い茶色です。
小さいゴキブリの体の色がこの色だった場合は、ゴキブリの赤ちゃんだと思って間違いありません。
チャバネゴキブリの体の色は、薄い茶色をしています。
そのせいで他の虫と勘違いしやすいですが、ゴキブリの赤ちゃんとは明らかに体の色が違います。
まずは、この体の色を判断基準にして、小さいゴキブリがゴキブリの赤ちゃんなのか、チャバネゴキブリなのかを判断していきましょう。
■体の形
小さいゴキブリがゴキブリの赤ちゃんなのかチャバネゴキブリなのかのもう1つの判断するポイントが、「体の形」です。
ゴキブリの赤ちゃんの体の形は、全体的に少し丸みを帯びています。
足もゴキブリに近い見た目になっているので、パッと見た印象は「ゴキブリ」という感じです。
チャバネゴキブリの体の形は、細長く少しシャープな形をしています。
見た目はよく見かけるゴキブリのような印象ではないので、注意して見るようにしてください。
小さいゴキブリの成長速度
小さいゴキブリがゴキブリの赤ちゃんなのかチャバネゴキブリなのかによる一番の問題は、その成長速度にあります。
小さいゴキブリがゴキブリの赤ちゃんだった場合、成長して繁殖するまでに約10ヶ月ほどかかります。
つまり、ゴキブリの赤ちゃんは繁殖するまでに数ヶ月の猶予があるので、その期間に駆除してしまえば家の中でゴキブリが増えていくことはありません。
小さいゴキブリがチャバネゴキブリだった場合、成長して繁殖するまでの期間は約2ヶ月から3ヶ月です。
チャバネゴキブリは繁殖までの期間が非常に短いので、短時間で駆除しないと家の中でものすごいスピードで個体数を増やしていきます。
また、見た目も普通のゴキブリに比べると小さいので、見つけた時の体の大きさが小さかったとしても、すでに成虫に成長している可能性があります。
つまり、小さいゴキブリがゴキブリの赤ちゃんだった場合は、駆除するまでに多少時間がかかっても大丈夫。
小さいゴキブリがチャバネゴキブリだった場合は、一刻の猶予もないのですぐに駆除してしまわないと家の中で爆発的に増殖してしまうということです。
小さいゴキブリがゴキブリの赤ちゃんだった時の駆除対策
小さいゴキブリがゴキブリの赤ちゃんだった場合の駆除対策としては、
・家の中の掃除
・置くタイプの駆除剤の設置
この2つが重要になります。
■家の中の掃除
まずは、家の中の掃除を徹底して行います。
ゴキブリの赤ちゃんが隠れていたり巣を作ったりしている代表的な場所としては、
・冷蔵庫の裏
・シンクの下
・洗面所
・洗濯機の下や裏
・家具の裏
などがあります。
つまり、ゴキブリの赤ちゃんは普段の掃除で手の届かない場所に巣を作って生活をしています。
まずは、こうしてての届かない場所をしっかり掃除して清潔な環境にしておくことで、ゴキブリの赤ちゃんが生活しにくい環境を作っていきましょう。
■置くタイプの駆除剤を設置する
掃除が出来たら、次は置くタイプの駆除剤を設置していきましょう。
設置する場所と設置する数は、掃除をした場所に2~4個を設置していくようにします。
ポイントは、設置する駆除剤の数は少し多めに置くことです。
設置するゴキブリ駆除剤の数が少ないと、ゴキブリが駆除剤を食べる機会がどうしても少なくなります。
そうすると、ゴキブリを駆除剤で駆除することが難しくなります。
ゴキブリの赤ちゃん対策で駆除剤を置く場合は、数を多めに設置するということを覚えておきましょう。
小さいゴキブリがチャバネゴキブリだった時の対策
小さいゴキブリがチャバネゴキブリだった場合の対策は、とにかく緊急を要します。
行う対策は、
・出てきたチャバネゴキブリはゴキブリスプレーで駆除
・家の中に出来るだけたくさんのゴキブリ駆除剤を置く
この2つで対策をしていきましょう。
■出てきたチャバネゴキブリはゴキブリスプレーで駆除
まず、出てきたチャバネゴキブリは、すべてゴキブリスプレーで駆除をします。
ゴキブリスプレーを使う理由は、
チャバネゴキブリは出てくる数が非常に多いから
です。
チャバネゴキブリが家の中に出てくる時は、1匹や2匹という数ではなく、何十匹という数で出るようになってきます。
そのため、ゴキブリスプレー以外で出てきたチャバネゴキブリを駆除しようとしても、数も多く大きさも小さいため、とても駆除しきれなくなってしまいます。
チャバネゴキブリは家のいたるところに出るようになってくるので、ゴキブリスプレーも何ヶ所かに分けて置いておくようにしましょう。
■ゴキブリ駆除剤は出来るだけたくさん置く
これが小さいゴキブリがゴキブリの赤ちゃんだった場合との違いですが、設置するゴキブリ駆除剤の数ですが、できるだけたくさん設置するようにしましょう。
設置する場所も、どこか特定の場所というよりは、家の中のいたるところに設置するようにしてください。
理由は単純で、
チャバネゴキブリは繁殖スピードがとても速いから
です。
先ほども書いた通り、チャバネゴキブリの繁殖スピードは、普通のゴキブリと比べるとかなり早いです。
そのため、本当に短期間で家の中のチャバネゴキブリの数は、爆発的に増えていきます。
ほんの少しゴキブリ駆除剤を置いただけでは、とてもチャバネゴキブリを駆除することはできません。
小さいゴキブリがチャバネゴキブリだった場合は、できるだけたくさんの駆除剤を家の中に設置して、短期間でチャバネゴキブリを駆除出来るようにしてきましょう。
まとめ
小さいゴキブリは、ゴキブリの赤ちゃんかチャバネゴキブリかによって駆除する対策が変わってきます。
ただ、どちらだったとしても、すぐに対策は始めておいた方がいいです。
小さいゴキブリは、数ヶ月すればどちらだったとしても繁殖活動を始めてしまいます。
そうなる前に、しっかりと駆除対策を行っていきましょう。